RAC

美らっく RAC

2023Oct2023.10.01

待ちに待った4年ぶりの南北大東島 豊年祭♪

皆さまおじゃりやれ〜(大東島の方言でようこそ)

9月22日と23日、コロナ禍で4年間中止が続いていました南大東島と北大東島では豊年祭が開催されました!
大東島の豊年祭は農作物の収穫に感謝し、翌年の豊作を祈願する伝統的なお祭りで、沖縄では珍しい神輿や山車、江戸相撲などの江戸文化が残るお祭りで、島民の方々をはじめ祭りを楽しみに里帰りする島出身者、また多くの観光客で賑わう島最大のお祭りです。

今回の『美らっくRAC』では沖縄と八丈島の文化が融合した、他では見ることができない特徴的なお祭りを紹介いたします。

22日の1日目は午後からスタート。
色鮮やかな山車を島の大人や子どもたちみんなで神社まで引いて歩きます。
山車の荷台の上では太鼓や鐘が打ち鳴らされ、それぞれの地域によって少し異なる拍子を聞きながら
装飾で施された山車などを楽しむことができます!

「わっしょい! わっしょい!」の声掛けに合わせて笛や拍子木を鳴らし祭りを盛り上げます!

大東神社境内に着いたら、豊作を祈願し神輿を奉納。
神社の階段を全速力で駆け上がるさまは迫力があり、圧倒されました!

神社に神輿を奉納したあとは、神輿と山車は各集落を周り1日目は終了。

2日目はいよいよ奉納相撲。
大東豊年祭の魅力は何といっても江戸相撲と沖縄角力の両方を楽しめるところです。大人だけでなく、親子でとる親子相撲、兄弟で競う兄弟相撲など頑張る子どもたちの姿も見ることができます。
まずは相撲甚句を歌い会場を盛り上げます。

歌い終わるといよいよ始まります。
まずは子どもたちの相撲からスタート。
大人の相撲も迫力満点ですが、父親と中学3年生の息子が取る親子相撲も注目です。
大東島には高校がなく、中学3年の翌年の春には進学のため島を離れます。
大きく成長した子どもとの親子相撲は、勝っても負けても忘れられない思い出になり、

見ている側も胸が熱くなる光景です。

「見合って 見合って~ はっけよーい のこった」の合図で試合開始!!

息子相手でも勝負は手抜かず真剣勝負!がんばれお父さん、がんばれ息子!!

勝負あり〜!技が決まれば会場は大きな歓声に包まれます。

子どもたちの試合のあとは大人同士の相撲。
連続して3人を倒す3本抜き、5人を倒す5本抜きなどもあり優勝するには体力と根性が必要。

優勝者にはトロフィーや豪華景品もあり、迫力ある相撲は見ている側も力が入ります。

江戸相撲のあとは沖縄角力(おきなわすもう)。

沖縄角力は両手で相手の帯を掴み、組んだ状態から始まります。柔道着(角力着)を着て戦い、

相手の両肩を地面につけた方が勝ちとなります。
琉球王朝時代から続く沖縄角力は、今も県内各地で広く親しまれています。
RACが運航している久米島は特に盛んに行われており、

旧暦5月15日「ウマチーの日(新穀の豊作を祈願するお祭り)」には角力大会が開催されます。

頑張った後の夜のお祭りは演芸タイム♪

広場には出店が並び、舞台では沖縄民謡や演劇をはじめ、八丈島から伝わった大東太鼓の演奏が行われます。

大東太鼓の特徴は両面打ちで、同じリズムを刻む「下拍子」と、それに合わせてオリジナルで演奏する
「上拍子」の2つで演奏するスタイル。
豪快に奏でるメロディーから島の歴史を感じることができます。

八丈太鼓の方々による演舞

ここからは北大東島の大神宮祭(豊年祭)の様子をご紹介します♪

子供たちも大人に負けないくらい大きな掛け声で「わっしょい! わっしょい!」♪
大人も子供も力を合わせて神輿を担ぎ神社へ奉納。

また、北大東空港では空の安全を願って安全祈願も行われました!

一日目の22日は神輿巡業、夜には神輿の奉納や盛大に花火の打ち上げ。
二日目の23日は奉納相撲、沖縄角力、夜は奉納演芸。

打ち上げ場所と会場が近く迫力は満点!

多くの観光客の来島で島の盛り上がりはもちろん、離れて暮らす子供たちやお孫さんたちも
帰省し、家族、親族の笑顔溢れたお祭りは4年間待ちに待ったみんなの想いを感じました。

見どころ満載の大東豊年祭は南大東島、北大東島ともに毎年9月22日、23日に開催されています。
(状況により開催されない場合もあります)

RACの飛行機で片道約1時間、絶海の孤島の大東島を訪れ、島のみなさんと祭りを通して交流して
みてはいかがでしょうか?

祭り以外の南北大東島のみどころもご紹介します♪
南大東島のおすすめスポット
本場海岸
海の綺麗さはもちろん、天気の良い日には兄弟島の北大東島がはっきりと見える島民おすすめの
スポット。
海は深い青色ですが透明度が高く、打ち寄せる波から魚が見えることもあります!

瓢箪池
南大東島には大小さまざまな池があり、瓢箪池は沖縄で2番目に大きいと言われています。
この池の底は海と繋がっていますが、表面は真水のため渡り鳥が集まる太平洋のオアシス。
池をカヌーで探索することもでき池から見る自然はまるで北欧さながらの絶景です♪

北大東島のおすすめスポット
北大東島燐鉱山遺跡
北大東島では1919年から1950年にかけて主に化学肥料の原料として使われた燐鉱石の採掘が
行われていました。今も生産施設が大規模に残る日本で唯一の場所として国指定重要文化的景観に
選定されています。歴史を感じる他で見ることができない遺跡はまさに圧巻の景色です!

上陸公園
この公園は島を開拓した人が初めて上陸したとされる場所に作られました。
また、付近の上陸港の沖にはフェリーだいとうが停泊していることもあり、昔と今の繋がりを
感じることができます♪

沖縄と八丈島の文化を併せ持つ島に、ぜひ他では味わえない魅力を探しに行ってみてはいかがでしょうか。
皆さまと機内でお会いできますことを心よりお待ちしております♪