RAC

RACについて代表挨拶

写真:代表取締役社長 波平 進

代表取締役社長 波平 進

ご挨拶

平素より琉球エアーコミューター(RAC)をご愛顧・ご支援頂いている皆さまに心から厚く御礼申し上げます。

2024年度がスタートしました。振り返ると約3年間にわたり苦しめられた新型コロナウイルス感染症の位置づけが令和5年5月8日から「5類感染症」に移行して以来、世の中はすっかり日常に戻りました。

国内においては首都圏を中心とする人流が回復し、ほぼコロナ感染拡大前に近づく勢いで、また海外から日本に訪れる外国人旅行者、いわゆるインバウンドはコロナ前を上回るところまで急激に回復しています。
一方、国内の地方や地域、我々が運航している離島などは、地元のお客様の動きはコロナ前に戻りつつあるものの依然厳しい状況が続いています。
そのような苦しい環境ではありますが、私たちは引き続き「安全運航を守り抜くこと」を粛々と進めてまいります。

そして地域の皆様に喜んでいただけるよう『RACサステナビリティ』の旗印のもとに積極的に挑戦していきます。
RACサステナビリティとは、「RACの発展=就航地の発展」であり、RACだからできる、RACにしかできない、RACらしさで地域とともに持続可能な離島路線維持・発展させていくことで、これまで以上にお客様や離島の皆様、地域の皆様から、信頼され愛されるRACを創り出していきたいと考えています。

RACサステナビリティ

「島々を結ぶ信頼の翼」として、RAC社員一同、皆さまのご搭乗を笑顔でお待ちしておりますので、これからも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 波平 進

RACの歴史

地域に根差した離島航空事業

当社は沖縄の離島を結ぶ航空会社として1985年12月に地方自治体や地元関連企業等の共同出資により設立しました。

1987年に9名乗りのアイランダーで運航を開始し、1992年に19名乗りのツインオッターによる運航を開始、そして1997年に39名乗りのダッシュエイト(Q100)、2007年に50名乗りのQ300を導入し、ご利用のお客さまの輸送能力を拡充してきました。そして2016年にはお客さまと貨物輸送双方で高い能力を有するDHC-8-400カーゴコンビを導入し、一段の高速輸送が可能となり、また旅客・貨物輸送量も更に拡充しました。

沖縄県は160の島々が点在する日本唯一の島嶼県であり、安全かつ安定的な離島生活路線ネットワークの運営を担う当社は大きな社会的責任を負っており、その責務を確実に果たさなければならないという気持ちと離島を含めた沖縄全体の発展に目を向けて行かないといけないという強い気持ちです。

一方、離島航空路の歴史を振り返ってみると事業を運営していくことは容易ではなく、その状況に屈せずいかなる苦しい中でも離島航空路の運営に取り組んできた先輩たちの弛まない努力、そして自治体や行政そして地域社会の皆さま方の温かいご支援があって紡いできたものです

新型コロナウイルス感染拡大の長期化や世界情勢が混沌としている中、少しずつではありますが明るい兆しが見えてきているものの未だ予断を許さない状況にあります。
このような厳しい環境下ではございますが、先に述べた大切なバトンを気持ちを込めて繋ぎ、航空事業を通じ、人と地域を結んでまいります。

安全運航の堅持

いかなる時も安全を確保し全員で安全を守る

安全運航の堅持

私たちが地域社会に貢献し続ける航空会社として事業を行っていくうえで、「安全運航の堅持」は最も重要な社会的使命と考えています。
当社は創業以来、無事故運航を継続してきました。安全運航の堅持無くては事業運営の安定化どころか、事業の継続も無かったと考えています。
離島の航空路であっても、空の安全確保に妥協はない。ご利用のお客さまに常に安心してご搭乗いただけるよう、これからも安全の層を厚くする取り組みを継続して実施してきます。

大切にしていること

島は空でつながっている

「RACのありたい姿」について、社員と色々な話し合いを行ってきた中で一つの方向性を決めました。その「ありたい姿」が、「お客さま、地域社会に貢献し、社員が誇りを持って活躍する島々を結ぶ信頼の翼」です。この「ありたい姿」の実現に向けて、「お客さまにとって」「地域社会にとって」「社員にとって」を考え、感謝の心を忘れずに、「RACだからできること」を追求していきます。

「お客さまにとって」とは、離島を結ぶ航空会社として、安全・安定した運航の更なる品質向上と利便性、快適性の向上、RACらしいサービスの追求を行っていくことであり、「地域社会にとって」とは、沖縄の離島振興に繋がる産業や観光の振興に貢献できる取り組みを追及していくことであり、「社員にとって」とは、離島の皆さまの生活路線という使命の重み、地域社会に貢献しているという誇りを持って働いていける取り組みを追及していくことだと考えています。

また「RACだからできること」とは、地域に寄り添い、地域のために努めることです。例えば、台風の影響で船が出せず離島に物資を届けることができなくなった際、大量の緊急物資輸送のため、貨物臨時便を出すこともあります。
地域の皆さまの「生活路線」を担う社会的使命を強く認識し、安全を大前提に、沖縄の離島を結び、「島は空でつながっている」を大切にして運航しています。

RACの独自性と挑戦

名前で呼び合える距離感

RACはオンリーワンの航空会社を目指しています。そのためには、お客さま一人一人に寄り添い、そして愛される取り組みを更に進めていきます。

他の航空会社と違い、客室乗務員は機内に一人で50名のお客さまを担当しています。一人で担当することで責任とプレッシャーはありますが、島の方々に顔と名前も覚えてもらいやすいため、距離感が近く、直接お客さまからのお褒めのお言葉もいただきます。その分、やりがいもありますね。当社の客室乗務員は、お客さまの声にならないような表情であったり、お客さまの所作を見てご希望されていることにさりげなく対応する、お客さまに寄り添ったサービスを心掛けています。

離島には高校がないところもあります。15の春です。島の方々が空港から旅立つ中学生をお見送りする光景は、その温かさに感動します。中学生は高校や大学を卒業し、社会人となって島に里帰りします。その若者が就職して結婚し、出産されてお子さまを連れて島にまた戻ってきて、小さなお子さま達がまた大きくなって一緒に帰ってきて・・。
このように、島の一人一人が長い時間の中で、離島で生まれて巣立ち、離島に戻り、そういう人間ドラマをRACの客室乗務員はずっと見守っています。

また当社では、島々のさまざまなお祭りなどの開催時期、あるいは年末年始や進学就職でお客さまの往来が激しくなる3月に臨時便を設定したりと、地域のニーズに耳を傾け、細やかに対応しています。離島を結ぶ航空会社として、一人一人のお客さまに「親しみやすい」と感じてもらえるような事業運営を心掛けており、今後もお客さまに寄り添いながら、オンリーワンの航空会社を追求していきます。

島に貢献し続ける使命

地域に根差し、地域の期待に応える

2018年には沖縄県が実施する「島あっちい事業」のロゴデザインを機体に貼り出しPRしました。たくさんの離島がある沖縄ですが、沖縄本島にお住まいの方は、なかなか離島に出かける機会が少ないように聞いています。沖縄の離島には沖縄本島とは異なる文化・自然があり、沖縄の魅力の一つになっています。そしてそのひとつに、島々で異なる方言、「島くとぅば」があります。客室乗務員が、島くとぅばでの挨拶を行っていますが、観光のお客さまや地元の方との会話のツールのひとつにもなっています。お客さまとの距離が近いRACだからできるおもてなしです。

また高校が設置されていない離島の中学生への高校進学支援、そして沖縄出身のパイロット養成事業も開始し、2021年9月に晴れて第一期生2名が入社しました。これからも、沖縄の人や文化、そして心の架け橋となる航空会社でありたいと思っています。
そのためにも、これからも地域の皆さまのご意見に耳を傾け、RACにしかできない取り組みを行い、地元の期待に応える事業活動を行っていきます。

最後に私の好きな当社CMナレーションを添えて結びの言葉とさせて頂きます。

島々の皆さまに寄り添って
ふるさとの想いを届けること
日々の安全、安心を守り抜くこと
それがわたしたちの使命です。
今日も待っている人がいる
沖縄の美しい島々とともに
島は空でつながっている
~琉球エアーコミューター~