RAC

RACについて代表挨拶

写真:代表取締役社長 金城 清典

代表取締役社長 金城 清典

RACの今まで

地域に根差した事業運営で安定経営に転換

琉球エアーコミューター(RAC)は沖縄の離島を結ぶ航空会社として1985年に地方自治体や地元関連企業等の共同出資により設立しました。

1987年に9名乗りのアイランダーで運航を開始し、1992年に19名乗りのツインオッターによる運航を開始、そして1997年に39名乗りのダッシュエイト(Q100)、2007年に50名乗りのQ300を導入し、ご利用のお客さまの輸送能力を拡充してきました。創業当初の事業運営は厳しいものがありましたが、地域社会のニーズ・ご期待を踏まえた機材導入を行い、また路線・便数の拡大を図り、これに伴い旅客・貨物輸送量が増加し、徐々に収益力を高めてきた結果、2011年度に累積損失を解消しました。
そして2016年にはお客さまと貨物輸送双方で高い能力を有するQ400カーゴ・コンビ(Q400CC)を導入し、一段の高速輸送が可能となり、また旅客・貨物輸送量も更に拡充しました。安定経営に転換出来たのは、当社が地域社会に根差した事業運営を継続して来た結果と考えています。
沖縄は大小たくさんの島々で構成された島嶼県ですが、離島地域の皆さまには離島であるがゆえの生活負担があり、これを改善し県土全体が均衡ある発展を実現していきたいという強い想いが沖縄県全体としてあるのです。沖縄本島だけが発展するのではなく、離島を含めた沖縄全体の発展にも目を向けて行かないといけないという強い気持ちです。

しかしながら離島航空路の安定的な運営は容易ではなく、創業当初しばらくは厳しい状況が続いていました。その状況を諦めないで苦しい中でも航空路の安定的な運営に取り組んできた先輩たちの努力、そして地域社会の皆さまのご支援があって徐々に事業を安定的に運営できるようになってきました。我々自身も安定的な運航確保のため、機材の整備品質を高めたり、地域ニーズにあった運航ダイヤへの見直しという自助努力を行ってきました。

このような地域社会のご支援や私たち自身の取組みにより、当社は事業運営を安定してきた経緯があります。

安全運航の堅持

私たちが地域社会に貢献し続ける航空会社として事業を行っていくうえで、「安全運航の堅持」は最も重要な社会的使命と考えています。
当社は創業以来、無事故運航を継続してきました。安全運航の堅持無くては事業運営の安定化どころか、事業の継続も無かったと考えています。
離島の航空路であっても、空の安全確保に妥協はない。ご利用のお客さまに常に安心してご搭乗いただけるよう、これからも安全の層を厚くする取り組みを継続して実施してきます。

大切にしていること

島は空でつながっている

Q400CCへの機材更新を完了した現在、今後のRACの「ありたい姿」について、社員と色々な話し合いを行ってきた中で一つの方向性を決めました。
その「ありたい姿」が、「お客さま、地域社会に貢献し、社員が誇りを持って活躍する島々を結ぶ信頼の翼」なんです。
この「ありたい姿」の実現に向けて、「お客さまにとって」「地域社会にとって」「社員にとって」を考え、感謝の心を忘れずに、RACだからできることを追求していきます。

「お客さまにとって」とは、離島を結ぶ航空会社として、安全・安定した運航の更なる品質向上と利便性、快適性の向上、RACらしいサービスの追求を行っていくことであり、「地域社会にとって」とは、沖縄の離島振興にも繋がる産業や観光の振興に貢献できる取り組みを追及していくことであり、「社員にとって」とは、離島の皆さまの生活路線という使命の重み、地域社会に貢献しているという誇りを持って働いていける取り組みを追及していくことだと考えています。

また「RACらしさ」とは、地元に寄り添い、地元のために努めることです。例えば、台風の影響で船が出せず離島に物資を届けることができなくなった際、大量の緊急物資輸送のため、貨物臨時便を出すこともあります。
地域の皆さまの「生活路線」を担う社会的使命を強く認識し、安全を大前提に、沖縄の離島を結び、「島は空でつながっている」を大切にして運航しています。

RACの独自性と挑戦

名前で呼び合える距離感

RACはオンリーワンの航空会社を目指しています。そのためには、お客さま一人一人に寄り添い、そして愛される取り組みを更に進めていきます。

当社は他の航空会社と違い、客室乗務員は機内に一人で50名のお客さまを担当しています。一人で担当することで責任とプレッシャーはありますが、島の方々に顔と名前も覚えてもらいやすいため、距離感が近く、しっかりと仕事をすれば、ダイレクトにお客さまのお褒めもいただきます。その分、やりがいもありますね。当社の客室乗務員は、お客さまの声にならないような表情であったり、お客さまの所作を見てご希望されていることにさりげなく対応する、お客さまに寄り添ったサービスを心がけています。

離島には高校がないところもあります。15の春です。島の方々が空港から旅立つ中学生をお見送りする光景は、その温かさに感動します。中学生は高校や大学を卒業し、社会人となって島に里帰りします。その若者が就職して結婚し、出産されてお子さまを連れて島にまた戻ってきて、小さなお子さま達がまた大きくなって一緒に帰ってきて・・。
このように、島の一人一人が長い時間の中で、離島で生まれて巣立ち、離島に戻り、そういう人間ドラマをRACの客室乗務員はずっと見守っています。

また当社では、島々のさまざまなお祭りなどの開催時期、あるいは年末年始や進学就職でお客さまの往来が激しくなる3月に臨時便を設定したりと、地域のニーズに耳を傾け、細やかに対応しています。離島を結ぶ航空会社として、一人一人のお客さまに「親しみやすい」と感じてもらえるような事業運営を心掛けており、今後もお客さまに寄り添いながら、オンリーワンの航空会社を追求していきます。

島に貢献し続ける使命

地域に根差し、地域の期待に応える

2018年には沖縄県が実施する「島あっちい事業」のロゴデザインを機体に貼り出しPRしました。たくさんの離島がある沖縄ですが、沖縄本島にお住まいの方は、なかなか離島に出かける機会が少ないように聞いています。沖縄の離島には沖縄本島とは異なる文化・自然があり、沖縄の魅力の一つになっています。そしてそのひとつに、島々で異なる方言、「島くとぅば」があります。客室乗務員が、島くとぅばでの挨拶を行っていますが、観光客、島の方との会話のツールのひとつにもなっています。お客さまとの距離が近いRACだからできるおもてなしです。

またRACでは、高校が設置されていない離島の中学生への高校進学支援、各就航先における謝恩会の開催、そして沖縄出身のパイロット養成事業も開始しました。
これからも、沖縄の人や文化、そして心の架け橋となる航空会社でありたいですね。そのためにも、これからも地域社会のご意見に耳を傾け、RACにしかできない取り組みを行い、地元の期待に応える事業活動を行っていきます。